戦車も買えるというブラックカードは限度額が無いと思われがちですが「利用限度額の設定に上限が無い」というだけで実際には個別に限度額が設定されており、限度額を超える高額商品購入の際には事前承認や電話確認が必要だったりします。

それでも、限度額5億円と聞くと「すごい！！」と思いますが、限度額の設定が年収もしくは資産の5％だったりするようなので、5億円の決済をする場合は年収が100億円程度必要となります。

その為年収が10億円あっても5億円の買い物ができる訳ではありません。

これはブラックカードに限ったことではないのですが、限度額内のお買いものだとしても、身近なものですと車や家などは基本的にはクレジットカード払いができません。

車であればBMWカードのように自社発行のカードのみOKという場合もありますが、1点で100万円を超えてくるような商品ではお店側の手数料が高くついてしまうため、クレジットカードで購入できない場合が多いです。

100万円の買い物でもクレジットカード決済の利用料が5％だと、お店側は現金で受け取るより5万円も損していることになります。

しかし、車や家以外で、もともと高所得者をターゲットとしているお店では使えます。
時計や宝石などは100万円を超えていても普通にカード払いができます。
買った事が無いので分かりませんが、もしかしたら自家用ジェットやヨットなどはクレジットカードが使えるところがあるかもしれません。

ブラックカードと一概に言っても一般の人では手に入らないような高スペックなものから、プラチナカードと同じくらい？と思えるくらいの物まで様々です。

それでは有名なブラックカードをご紹介します。

American Express

アメリカン・エキスプレス・センチュリオン・カード（American Express Centurion Card）
アメリカン・エキスプレス社が発行する最上級クレジットカードです。

Diners Club

ダイナースクラブ プレミアムカード（Diners Club Premium Card）
日本ではシティカードジャパンから発行されている「ダイナースクラブ プレミアムカード」がブラックカードに当たります。

MasterCard

ワールド・マスターカード（World MasterCard）

日本ではプロパーカードをSBIカード株式会社,シティカードジャパンから発行されています。
また、アプラスでは提携カードが発行されています。

マスターカードの発行会社は
Standard MasterCard
Gold MasterCard
Titanium MasterCard
Platinum MasterCard
World MasterCard

と上記の5社です

話題になることも多い有名な幻のカード「楽天ブラックカード」は券面が「World MasterCard」でなく「Platinum」と書かれており、楽天カード株式会社は、Titanium,Platinum,Worldの発行会社としても認められていない為、事実上ゴールドカードということになります。

Visa

ビザ・インフィニティカード（Visa Infinite Card)
日本では静岡県にある地銀のスルガ銀行から発行されているVisa Infiniteカードがブラックカードにあたります。

三井住友VISAが有名かとは思いますが、三井住友VISAでは発行しておらずプラチナが最上位となります。

しかし、昔に比べカードのランクの価値が下がってきたこと、今までインビテーションのみだったプラチナカードがネット申し込みできるようになった事に対し、憶測ではありながらも「三井住友VISAからもInfiniteが発行されるのでは？」と期待が高まっています。

JCB

ジェーシービー・ザ・クラス（JCBザ・クラス）
年会費が5万円台と他のブラックカードに比べ良心的で、一般の会社員でも手に入れる事が可能な為、サラリーマンを中心に絶大な人気を誇っています。

JCBでは利用年数を重視しているため、取得までに時間がかります。
しかし、カードのグレードアップという明確な目標があるため、ザ・クラスを目指す人はその期間を楽しんでいるように思えます。