なぜクレジットカードは枚数を絞るのがいいのか

なぜクレジットカードは枚数を絞るのがいいのか

クレジットカードはその店舗のもの(提携カード)を使えばお得になると思われがちですが、全部が全部そうだとは限りません。
逆にお得なカードの方が少ないのではないかと思います。

例えば、トイザらスカードを作るとトイザらスでのお得なお知らせをお届けてくれたり、毎月10日はときめきポイントが通常の2倍になります。
しかし、この「ときめきポイント」は1000円利用で5ポイントと一般的な還元率の0.5%で、1000ポイント=1000円なのです

10万円利用の場合を見てみましょう。

100,000円⇒500ポイント
500ポイント⇒約500円分です
10日に買い物をしたとすれば1000円分ですね。

次は漢方スタイルクラブカードの場合は還元率が1.75%ですので

1000円=3.5ポイント
100,000円⇒350ポイント
漢方スタイルクラブカードは1000P=5000円なので
350ポイント⇒約1750円分になります。

差額にして1250円分も差がでてしまいます。

さらに、漢方スタイルクラブカードの場合はnanacoチャージでも1.75%のポイントが付くのでnanaco決済ができる店舗の場合はnanacoの決済ポイント1%と合わせ2.75%のポイント獲得ができるので、10万円利用で2750円分のポイントを得る事もできます。

このように必ずしも店舗カードがその店舗で一番良いポイント獲得方法だとは限らないのです。

提示で割引の無料カードはお得です!

店舗カードには還元率に負けない特典が付いている事があります。
それは割引です。
店舗によっては、提示もしくは決済で5%~15%OFFになるクレジットカードがあります。

クレジットカードの還元率はどんなに良くても2%くらいでnanacoなどの決済ポイントと合わせても3%前後がいいところです。

そう考えると店舗カードでの5%OFFという数字にはとてもかないません。3%以上の割引がある場合はその店舗のクレジットカードで払うのが一番効率がいいのです。しかも割引してもらえる上にポイントが付く場合も多いです。

しかし、効率が良いからと全ての店舗のクレジットカードを作っていたのでは管理も難しくなり、どんなに還元率が良くても利用する金額が少ない場合、交換に必要な最低ポイント数に達する前に有効期限が切れてしまう可能性が出てきます。

そのためポイントのとりこぼしがおこったり、ひとつに集約しようと思っても、手数料分のポイントが取られてしまい、最終的に効率が悪くなってしまうのです。

また、クレジットカードは利用者の承諾を得ることなく年会費を有料にできてしまうので、年会費無料だからと大量に作っていては、気がついたら有料になっていたなんてことが十分起こり得ます。

なので私は、本来ならメインカードとサブカードの2枚だけが良いのですが、必要と感じれば、よく利用する店舗で提示で割引が効く場合はクレジットカードを作成しています。
つまり、提示で5%割引してもらい、そこからメインのクレジットカードで決済しポイントを貯めるのです。

決済で5%以上の割引の場合ならば、ポイントを貯めるよりお得かもしれませんが、よく利用する店舗で無い限りはクレジットカードの枚数を増やすより管理のしやすさを選ぶ事をおすすめしています。

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