クレジットカードを持っているのが当たり前の現在、クレジットカードにも都市伝説があるのをご存じですか? ここではその都市伝説をご紹介しようと思います。
まず、クレジットカードの審査についての都市伝説をいくつかご紹介しますが、その前に、カードの審査方法を簡単に説明します。
クレジットカードを申し込むと、カード会社は申込者の情報を信用情報機関という公的な機関に記録する決まりになっています。
記録された情報はすべてのカード会社が見られるようになっており、申込者の使用中のカードや、クレジットヒストリー(信用履歴)、どのカードを申し込んだかなどがわかります。
この情報を基に、申込者が信用できるかを判断しています。
結論から言ってしまうと、クレジットカードを2枚以上同時に申し込んではいけない理由はありません。
しかし、極端に多い枚数(5枚以上など)を申し込むと、何のために複数枚申し込んだのかと不審に思われ審査に落ちるかもしれません。 上でも述べましたが、カード審査の通過は、基本的には申込者が信用出来るかどうかで判断されます。
よって、クレジットカードを複数枚申し込むと必ず審査に落ちるのではなく、常識から外れた枚数を申し込むと審査に引っかかる可能性が高いと言えるのではないでしょうか。
判断するのは最終的には人間なので、年収200万円の人が同じ日に3枚のクレジットカードを申し込むのと、年収2000万円の人が3枚申し込むのでは印象が変わってくると思います。
実は、日本だけの話ではなく、どこの国でも、外国人がカードを作るのは簡単ではありません。
海外に10年以上在住していても、クレジットカードを持つのは難しいと言われています。やはり外国人の場合、負債が返済できなくなると負債を残して帰国するのではないかと思われるのでしょう。
そのために外国人のカード審査は厳しいと言われるのですが、日本は他国と比べると外国人がクレジットカードを取得しやすい国のようです。
現在、カードの申し込みは、カード会社の店頭・路上の勧誘・ホームページ経由などさまざまあります。
方法はさまざまですが、審査は決められた審査項目に従っておこなっているので審査の結果はどの方法でも変わりません。 よって、インターネット経由の申し込みは審査が厳しいということはないでしょう。
ただし、路上で勧誘しているカードは顧客獲得に力を入れているカードの場合が多いので、一時的に審査のハードルを下げたり、カード利用限度額を低くして発行したりして、審査が甘くなるというケースはあるようです。
公務員は、普通の会社員や個人事業主などを比べると審査に有利なのは間違いありません。
しかし公務員であっても、利用履歴が悪かったり、消費者金融からの借入があるなど、信用力が乏しい人は審査に落ちる場合があります。
カード審査は職業も見られますが、1番大事なのは信用できるかどうかなので、公務員だからと安心できる訳ではありません。
カードの申込審査情報は、信用情報機関に半年間登録されています。しかし、この情報には審査の結果までは含まれていません。
なので、審査に何度も通らないの場合は、申込書に書かれた内容が審査の基準に合わなかったためと考えられます。
特に思い当たるふしもないのに、クレジットカードの審査に通らないという人は、何らかの不利な情報が信用情報機関に残っている可能性もあります。そのような方は情報開示請求ができますので、一度確認するといいでしょう。
過去の忘れていた携帯電話料金の支払い遅延事故などの審査に不利な情報が出てくることもありますよ。
情報開示請求は窓口だけでなく、スマホや携帯電話、郵送で受け付けている機関もありますので気軽におこなえます。
ブラックリストに載ってしまったら、今後カードを作ることが出来なくなるわけではありません。
ブラックリスト扱いで審査に通らない方というのは以下のような方です。
過去24ヶ月以内に延滞を2ヶ月連続で起こした方⇒個人の信用情報が傷ついている状態
3ヶ月以上の延滞で「異動」が付いてから5年が経っていない方⇒ブラックリスト入り
1のような方は、 過去に2ヶ月連続で支払い遅延や延滞を行なってしまい、自分のクレジットヒストリーに正常支払い以外を示すマークが付いてしまっている一時的なブラックリスト状態です。
この支払い履歴は直近の24ヶ月分が残ってしまうので、正常支払い以外のマークがあると審査に落ちやすくなる可能性があります。 しかも、この履歴は新たな支払い実績を作らないと、古い履歴はなくなりません。
悪い履歴が直近にあるよりも、過去の方にあるだけで審査の印象が違い、最近は正常に支払いをしていると判断してくれますので、最初は審査に通りやすいカードで新たな支払い実績を作り、古い履歴を後ろに追いやるといいでしょう。
2のような方は、過去に3ヶ月以上の延滞履歴(異動付き)がある方なので、ブラックリストとして各社で認識されています。 異動が付いてしまった場合、5年間は情報が残るので「クレジットカードや他のローン審査に5年間は受からない」と言われています。 しかし、必ず5年間というわけではありません。
期間はあくまで目安なので、審査に通すか通さないかは各カード会社の審査基準によって決まってきます。
ちなみに自己破産や任意整理などの「債務整理」を行った方は、5年間はクレジットカードを作ることができません。
5年が経過した後は、クレジットヒストリーが真っ白な状態に戻ります。中高年以上の方の場合、この真っ白な状態により審査に落ちることがあります。
ここからは、アメリカンエキスプレス・センチュリオンカード 通称「ブラックカード」の都市伝説をご紹介します。ブラックカードは持っている方が少ないだけに都市伝説があるようです。
ブラックカードより上のランクと言われているカードは、「ホワイトカード」「クリスタルカード」「チタンカード」ですが、ブラックカードより上ではありません。
クリスタルカード→プラスチックの半透明でできたネタカード
ホワイトカード→チャージカードでは一番ランクが下のZyncカード
チタンカード→プラスチックのセンチュリオンカードを持っている人に発行しているチタンで出来たセカンドカード。
(割れなくて丈夫という利点はありますが、ATMに入らない・空港のセキュリティチェックにひっかかる・再発行に時間がかかるなどの欠点もあります。)
アメックスは、ブラックカードに限らず「あらかじめ一律の利用限度額は設定しない」というポリシーです。
なので、この種類のカードは何十万円までと一律に限度額を決めるのではなく、各々の利用者に応じて限度額が決まります。 また、大きな買い物をするときは事前に伝えておくと、その方の支払い能力に応じて限度額を変更してくれるようです。
各々の利用者に応じて限度額が決まりますので、人によっては買える可能性はあります。
しかしブラックカードを持てば全員が買えるわけではありません。 メンバー向けサービスに「プライベートジェットのチャーター引き受け」がありますので、これが勘違いされ、このような都市伝説になったのかもしれません。
個人向けに戦車を売っている業者はないと思いますので、これも完全なる都市伝説でしょう。
しかし、武装パーツを外した中古の戦車なら、300万円程から車として海外で販売されています。
それならば、業者によってはクレジットカードで買えるかもしれません。
長くなりましたが、クレジットカードにまつわる都市伝説を10個上げてみました。 最後まで目を通していただきありがとうございました。 皆様のお役に立てれば幸いです。