プロパーカードとは他社と提携することなく自社発行されたクレジットカードの事を言います。
これらは企業の顔とも言えるクレジットカードです。
株式会社JCBなら、JCBから発行されているカード「JCB一般カード」「JCBゴールドカード」「JCBザ・クラス」などのカードがプロパーカードにあたります。
三井住友VISAの場合なら「三井住友クラシックカード」「三井住友ゴールドカード」「三井住友プラチナカード」などがプロパーカードにあたります。
三井住友とVISAで提携していますが、基本的に国際ブランドとの提携は必要な事なので、国際ブランドとの提携では提携カードとは呼ばず、プロパーカードに分類されます。
これに対し提携カードとは企業(銀行含む)と企業で提携しているクレジットカードの事を指します。
この多くは株式会社クレディセゾンや三井住友・JCBなどの大手に依頼・提携することにより自社ネームの入ったクレジットカードを発行しています。
例えばトイザらス・カードはトイザらスにおいてお得になるクレジットカードですが、イオンクレジットサービス株式会社が発行しています。
ですので、イオンカードとしての特典も付帯されており、トイザラスカードでもイオンで20日・30日は5%OFFになります。
JMB ローソンPontaカードVISA は国際ブランドがVISAで発行会社は株式会社クレディセゾン、そしてJMB(JALマイレージバンク)とpontaが提携しています。
正確には
Ponta=株式会社 ロイヤリティ マーケティングの事業
JMB=日本航空株式会社の事業
なので上記の企業が提携しています。
しかし、セゾンが発行しているのでLIVINで5%OFFなどのセゾンカードの特典も受けられます。
プロパーカードは企業のネームバリューやステータスで顧客獲得ができるのに対し、提携カードは顧客獲得のためにポイントや特典を充実させているものが目立ちます。
ですのでお得なクレジットカードは提携カードであると言われる事が多いです。
提携カードの特典は景気に左右されてしまう事が多く、近年の提携カードは業績悪化による影響で改悪が進み、プロパーカードは多少ながらもサービスの拡大・充実を続けた結果、提携カードもプロパーカードもあまり変わらなくなってきました。
それでも提携カードの方がまだポイント還元率や特典が良いのですが、ここにステータスや知名度などが加わるとあまり差が感じられず、あとは個人の価値観でどのクレジットカードが良いかが決まります。
ステータスや知名度、世界的なサービスを考慮しなければ提携カードの方がお得なカードが多いです。
一般的な還元率だけど大手の三井住友VISAゴールドカードと、あまり有名では無い企業のポイント還元率が良くて年会費も安いゴールドカードならば、ステータスや知名度を気にする人は有名企業の方を選びます。
逆にポイントを集める効率重視の人は、知名度の低いクレジットカードでも還元率の良いカードを選びます。
なので、最終的には自分の生活圏内で利用する店舗や生活水準、そしてポイントや特典、ステータスや知名度に対する価値観であなたに合ったクレジットカードが決まります。