よく日本ではCMの影響もあり、三井住友VISAが有名なので 三井住友=VISA と勘違いしている人を多くみかけますが、VISAは2008年からニューヨーク市場に上場している一企業です。
AmexやJCBと違いVISAでは自社でクレジットカードを発行をしていません、ライセンス契約を結んだ提携先が発行しています。
その中でも、提携先の影響が大きいクレジットカード、銀行のキャッシュカード一体型のクレジットカードなどは条件が付き、銀行口座は自社の銀行に限るといったものです。
それとは別に、三井住友VISAカードや三菱東京UFJカードなどはそのような条件が付かず、個人信用だけでクレジットカードが作成できます。
日本では唯一スルガ銀行(地銀)がVISAの最高クラスであるInfiniteカードを発行しており、三井住友カードや東京三菱UFJカードがInfiniteの名のカードを発行しようとすると、全世界的に通用するサービスを提供する必要があるので、スルガ銀行のように発行しないだけだと考えられます。
SURUGA Visa Infiniteカードはスルガ銀行の大口顧客のためのカードです。
また、本来 Infinite カードは中南米や中国などで、銀行の大口顧客に対するサービスの為に作られたカードなのです。
従って、Infinite カードについては発行元の銀行の格が大きく影響し、発行元の地域性が濃く、国際的に認知度が低いのです。
海外ではSURUGA Visa Infinite カードを提示してもブラックカードクラスのサービスが全て受けられる訳ではなく、三井住友VISAプラチナの方が信頼性はあります。
SURUGA Visa Infinite カードはVISAカードとしての最上位クラスである Infinite の名前を持っていて、あくまでスルガ銀行の最上位カードのブラックであると予想されます。
余談ですが、三井住友VISAカードのプラチナが今まではインビテーションのみだったのが、インターネットから申し込みできるようになりました。
最近では不況の影響もあり、年会費による収入を頼りに顧客を増やすためとも言われていますが、一方でこれは三井住友が Infinite を用意する準備なのでは?という憶測も出ています。
三井住友から Infinite が出るならば、日本で手に入る最上位クラスのカードとなる可能性があるので今後が楽しみです。